うおおお  って生きる

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”美しい姿勢は疲れない”メカニズム〜フィジカルからメンタルコントロール〜

普段からよく姿勢について考えているんですが、

副題にもあげたように、筋肉や運動と感情面が連動した関係性にすごく興味があります!こころとからだは繋がっているんだなと日々実感し、疑問に思っては、自分のからだで試してみたりしてました。笑

 

 

”美しい姿勢は疲れない”

なんとなくそんな気はしなくないけど、それって気持ちの問題じゃない?と思っているあなた。

体と心は繋がっています。だから、気持ちの問題も一理あるというのが私の意見。

ですが、今日はそれを科学的に説明してみたいと思います。

 

悪い姿勢が疲れる4つのワケ

肺の機能を低下させる
血行不良を招く
消化器官を弱らせる
ストレスを増加させる

 

その前に、肺機能を低下について先にまとめます。

\肺には筋肉がありません/

なので、横隔膜を動かすことで肺が膨らめる体積をコントロールしています。

しかし、猫背になると、肺が入っている箱(体)自体が小さくなり吸う息の量は少なくなります。同じくらい膨らむ風船でも、アリの巣で膨らますのと、犬小屋で膨らますのでは、入る空気量は広々とした犬小屋の方が多いです。猫背も同じです。猫背は、体を縮めているので、内臓にも圧力がかかっています。風船も大きくは膨らめないので、吸う息の量が少ないことを意味します。(ちなみに、しゃっくりは横隔膜の痙攣らしいです。笑)

酸欠が取り込む空気と吐き出す空気の量が多ければ、それだけ酸素と二酸化炭素が体の中で循環するので、エネルギーを多く生産できるため疲れにくいのです!

 

 

さて、本題の姿勢の良し悪しでストレスにどんな影響があるのか。

ハーバード大学コロンビア大学の共同研究で証明されたそうです

→(Power Posing: Brief Nonverbal Displays Affect Neuroendocrine Levels and Risk Tolerance

 

結論、たった60秒の姿勢がホルモンバランスを変える。

良い姿勢は、テストステロンという男性ホルモンを増加させ、

悪い姿勢は、コルチゾールというストレスホルモンを増加させます。

 

実は、アドレナリンもストレスホルモンですが、一時的なものです。

一方、猫背でコルチゾールが分泌され続けると、それをつくる副腎という器官がに負担がかかり、「副腎疲労」を引き起こす恐れがあります。これが慢性的な疲れとも言えます。

 

だから、歪みのない美しい姿勢は、疲れとは離れた存在なのです!

 

というわけで!とりあえず肩甲骨寄せて胸張っていましょう!!

 

 

参考:

 古代、人類が獣を追っていた時代に、近くに敵がいると、怪我をする確率が上がります。
空腹に耐えられるよう、筋肉を壊して糖新生を促し、血糖値を上昇させておく。

いつでもダッシュできるように、血圧を上げ、怪我に備えて白血球を増加させる。
これがコルチゾールの働きです。

現代は、獣も天敵もいなくなりましたが、コルチゾール発動のシステムだけは残りました。

コルチゾールは、自分の身を削ってエネルギーを作るシステムなんで、老化を加速させます。
むやみに発動させることは、アンチエイジングには大敵です。

 

目覚めよ本能。